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報酬とは

報酬とは、賃金(金銭的報酬)だけではなく、「人が働くことにより得られるすべてのもの」。

価値のある報酬とは

次のようなケースを思い浮かべてみて下さい。

(1)ケース:
「給料は節約しながらだが、とりあえず不満なく生活できる程度を得ている。かつ、信頼できる仲間や上司と一緒に仕事ができている職場である。」
(2)ケース:
「給料は同世代と比べて1.5倍程度得ている。しかし、信頼できる仲間や上司がおらず、仕事としても精神的に大きな負荷がかかる職場である。」

(1)と(2)の会社があった場合、あなたなら、どちらの会社で長く働きたいと思いますか?

一般の多くの人は(1)の会社を選ぶのではないでしょうか。(当然、(2)の会社を選ぶ人も中にはいるでしょうが。)

「人生、お金が全てでは無い。」といったフレーズは、きれい事に聞こえたりもしますが、このフレーズは、事実、的を射ているのではないかと言えます。

従業員が「この会社で働いていて良かった。」と思えたならば、それは賃金、あるいはそれ以上の報酬となるのではないでしょうか。例えば、

  1. お客様に喜んでもらえる誇り、
  2. 上司や仲間に褒められること・感謝されること、
  3. 職場でのコミュニケーション等があります。

あるいは、お酒を飲みながら従業員の相談にのってあげる事も実は重要な報酬になり得るのです。これらは非金銭的報酬とも呼ばれます。

心理学者フレデリック・ハーツバーグが提唱した「二要因理論」(動機づけ―衛生理論)によって、「賃金は不満要因である衛生要因」とされています。これは簡単に言うと、「賃金は、水準が低ければ従業員はやる気を失くす不満要因となる。そこで、一定水準まで賃金水準を引き上げてみても、結局、不満の解消程度にしかならない。つまり、仮に高い賃金を与えることによって動機づけを促そうとしても、不満要因が緩和されるだけで、動機づけ要因にはなり難い。」ということです。

私どもが見てきた企業の中には、「ありがとうカード」というプレゼントを経営者や従業員同士でその都度交換し合っている企業がありました。一見、面倒臭いことをしているように思えるかも知れませんが、このようなコミュニケーションが非常に有効に機能していました。人から「ありがとう」とメッセージを伝えられて嬉しくない人などいませんよね。口に出して言うのは照れ臭いけれども、カードでなら感謝の気持ちをゲーム感覚で伝えていけるのではないでしょうか。はじめはなかなか照れ臭いでしょうが、職場の人間関係を改善できる一つの手だという実例です。

報酬とは、賃金(金銭的な報酬)だけではなく、「人が働くことにより得られるすべてのもの」(非金銭的報酬を含む)を言うのです。

ですから、お金をかけなくても、従業員に気持ち良く働いてもらえる環境作りというものは、経営者のアイデア次第でどうにでも出来るものなのです。

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